わかった……わかっちゃった。

萌えについてのテキストを読んでいた。ちょっとだけわかったかも。もはや女の子はトクントクンしないんだ。だってそうじゃないか?ホスト部ハルヒにトキめいているのはオレ様何様須王環様なわけだし、透にときめくのはキョン吉なわけだし、のだめだってNANAだってハニービターだって多分それで説明できる。けど、まだ手元にある漫画論を全部咀嚼していないのと、ハチクロ読んでいないので何ともいえない。っつーか、漫画のことばっか考えている場合じゃないっつーの>オレ。

僕がmixiを止めた、表向きの理由、個人的理由

mixiといえばオレンジですよね。

一週間前にmixiの更新を止めてみた。とはいっても、そのかわりにはてなに注力したので、結局書いた文字数や消えた時間は大して変わらなかったのだけどね。最初の1、2日はいつもどおり何度かログインしていろいろと確認してしまうけれど、3、4日と次第とどうでもよくなってきて、マイミクの日記もチェックしなくなってくる。6、7日目にはコミュニティから有用な情報だけをサクサク集めるという、はてなブックマークのトップページ的な存在になってきた。そうやって私はmixi中毒を抜け出した。俺は勝った!
というわけで、「mixiから退会はしないが、日記を書くことを止める」という謎の方法を選んだ、その理由を簡単に説明してみようと思う。
 
昨日、mixiってほんとにアホばっかりだというエントリが目について感心したんだけど、音楽カテゴリではそうかも知れないが、(音楽にあんまり興味のない)自分としてはコミュニティの情報は大いに役立っている。とりわけ、「バレエ鑑賞」なんかは垂涎モノで、見逃しがちなバレエのDVDや番組情報の提供が有難い。同じく、マイナーな俳優・バンド・画家などの芸術家は、2chでスレが経ったら数日でdat落ちだろうけれど、コンスタントに活動状況が書き込まれていて非常に助かる。現実世界でオタクコミュニティに属さない私は、漫画家のファンコミュニティにある「○○好きな人におすすめの作家」系のトピックは、次に読む作品への大きな指針になる(実際不思議な少年を買って大当たり)。はっきりいって、はてなブックマークは一般・コンピューター・ウェブの3本柱、それとたまの人文系の話題に比べ、アート系の話題が上ることは殆どないから、アートの情報収集にはどうしてもmixiが必要になる。逆に、コンピューター系は、Firefoxコミュに入っているけど、mixiではスレッドの過去ログが検索できないので同じ情報・質問がループしてしまい、データベースとしての使い勝手は最悪に悪い。その点はてブで[Firefox]タグ検索すれば、便利な記事がザクザク出てくる。
さらに、いわゆる「レビュー」を求めているならmixi壊滅状態。おすすめレビューは一方的な開陳の場になっていて求めているものが得られる確率はゼロに近く、質も悪いので、amazonに行った方がまだマシだろう。上のブログで言及されている音楽系コミュもこの「レビュー系」に当たる。漫画だと、「漫画批評研究★コミュニティ」なんかがそれに当たるか。批評研究とは名ばかりで、よーは漫画の固有名詞を並べているだけの謎コミュニティである。じゃあ、はてなではどうか?というと、たしかにISBN記法でレビューが辿りやすくはなってるんだけど、だからこそ逆に「今日の購入物」メモとして使っている人が多い。クリックしても、感想はなく画像だけが並んでいるというアレだ。私はいつもそれでガッカリしてしまうクチなので、自分のところではかならずある程度の分量を書くようにしているんだけど、大体3、4割の確率でメモもしくは3行コメントに当たってしまう。たとえば、ユリイカのISBNを辿って本当に参考になったのは5割に満たなかった。要は、どっちもどっちなのである(笑)。
それだったら、はてなの方が人文系のコトを書き散らかすのにいいだろうとはてなへの復帰を勝手に決断した。mixiは、芸術情報サイトの位置づけとして大切に使っていこうと思う。
本当は「見られたい人、見られたくない人」についても書くつもりだったけど、長いからカット。私は見られたくない人で、ただ理解されたい人だったりするので、mixiが普及してきてリアルのクラスメートにミクばれするともう恥ずかしくって仕様がなかった。あと、2006年のネット逃避先の展望 ―― 今年こそ「はてなグループ」がくる!?によると、そういう人の行き先ははてなグループらしい。それまでの経歴がかなり当てはまるので笑った。
 
最後に、個人的な理由。それは、財政状況が悪くなったので欲望が取捨選択されていき、どうでもいい人との飲み会を断り、本当にしたいことだけをしていたら漫画を読むだけの日記になっていたという……。これが本音、カッコ悪……。