近況

よくよく考えてみると私に告白してくる奇人ってみんなイノセントな奴だった気がし始めて私の人生って一体orzとか思っていたこの頃。ごぶさたしています。本日「昴」原獣文書」「寄生獣」の感想を挙げさせていただきました。
昨日は暖かかったので服が売れて良かったんですけれども、もうこの時期馬鹿ばっかで売りたくありません。就活とか卒業式とか入学式とかフレッシュマンとかでちょっと小奇麗な服装をお求めになるお客様がたの奇行にほとほと参っておりますワタクシ。そういった場合何を買えばいいのかわからない、というのは「まぁおかわいらしい」と手取り足取り教えてさしあげますけれども、それ以前にジャケットの羽織方をご存じないお客様に遭遇致しまして、しかも何人もの方が他人にジャケットを着せて貰う際の所作をご存知ないようで、いちいち
『片腕を先に通してしまうともう片方の腕が着辛くなりますので、肘まで両腕を通して、クッと肩まで上げてください』
とご説明しております。しかしながら尚上記の説明を理解できないBSE患者様がどうしても片腕を全て通してジャケットのビュリホーシルエットをお崩しになってしまわれるので、お手伝いしようと横に回りこんだところ、残った右腕を通そうとじたばたと手を上に上げるところにピンポイントで位置してしまい、エルボー・右アッパーを連続で喰らってしまいまして、おまけに話途中だったので左の奥歯で舌をがっちりと噛んでしまいまして、とっさに『大丈夫でございます、こちらこそ失礼致しました』と言ったのはいいですけれども、溢れ出る血は止まらず、今も物凄い巨大化しています舌が。しゃべり方が無駄に幼くなってしまいその後『補正了承済みです』と言ったのを『ホシェイリョウショウジュミデシュ』と言ってしまいオンドゥル語系人の疑惑がふりかからないか不安で仕方がないのですよ、見てるか馬鹿客。ジャケットというのは普段あなた様がお召しになっているアディダスの三本線のパーカーとかユニクロのフリースとは別物だっていうのを理解してから売り場に来てください。あと高校生じゃないんだからウールのジャケットをオーバーサイズで着ようとするのは止めてくださいダサいので。
 
そういえばイギリス製ウールとイタリア製ウールの違いをフレッシュマン様に訊かれたので実際に触っていただいて説明したところこんな切り返しをされたこともあります。
『イタリア製の方がやわらかくツヤがあります。産地によって本当に違うんですよ、特にこの○○産地の物は上質です。松坂牛みたいなものですねー』
『ははは、インフルエンザとかかかってないんスか』

その他いろいろ

orkutお誘い(ありがとうございます)。アニさん@恐がり模倣犯(id:kowagari)のところとか見てやろうかなーとか思いつつも英語ワカランわい。でもロードレース好きのかっこいい海の向こうの人と知り合いたいです。そこかい。リアル友人ははてなバレしてない限りここのこと殆ど知らないし、ネットやっている人少ないからな、どうしたものか。ちょっと旧友ズにあたってみるかー。あとここは家族にも内緒でやっているので(ハズカシー)、更新できないのは最近仕事の休みがずっと日曜だったからだったりします。テキストは書きためてあるんですけどね*1、ケータイに。
どうでもいいけどアニさん程有名な人にリファーするのって気がひけます。いっぱいされてるだろうからキニシナイことを祈ろう。

*1:そういえば青少年研究所の男らしさ女らしさのテキストなんかもあるけどもう載せる時期のがしたきにー。

もし漫画学があるならば

アニメのプロ、東大が養成 講師陣にジブリの鈴木氏ら
ええぇぇえっぇぇぇぇぇぇ!?なにその東大にスペシャリーなサービスは!いいなぁ頭いい人は。天下りも貰えるし公務員になって官僚になって国を牛耳ったり腐らせたりするだけじゃ物足りずアニメまで!うちの大学でもマンガでこれをやってくれないかなぁ。同じ手塚治虫文化賞ならイノタケじゃなくって萩尾望都を呼んでください。ね!
 
……とまぁ異様にハイテンションですけど、アニメはあんまり私のフィールドじゃないので、そんなに羨ましくはないかも。今竹宮惠子京都精華大学で教鞭をとっているそうだけれど、それもあまり羨ましくはないかも。
同じ授業をとってる子が、私と漫画の趣味がそっくりで(彼女の好きな作家は浦沢直樹、萩尾、吉田…と続くらしい)、話していて『萩尾望都は実はあんまり絵は上手くない気がするー』と言われたんで、『え?そうかなぁ。じゃあ誰が上手?』と訊いたら、『井上雄彦とか』と答えられてしまって、(それって単に趣味の問題かも)と思いました。確かにイノタケさんは物凄い画力ですけれども、バガボンドの戦闘描写はスピード感もコマの連続感も全然感じられず、あまり好きではありません。逆にデフォルメが多い分、尾田さんはスピード感が素晴らしいです、バトル自体はあんまり面白くないですが、そして異論反論ありまくるでしょうけど。彼女に言わせると、萩尾は『全部丸ペンで描いている感じがする』んですって。私はそんなかすれるほど細い80年代萩尾の線を愛しますが。
漫画学、というのがあるとしたら、まずこんな細かいところで自分がズッこけてしまうのは容易に想像できるのでした。