ハミルトン解雇

■ 2004.11.30 (Tue)  20:20 速報 :フォナックUCIプロチーム入りならず
大変なことになった。フォナックUCIプロチーム入りが却下された。UCIから相当プレッシャーを受けて、フォナックはハミルトンの解雇を決定(2005年12月まで契約があったものを破棄)。更にS・ペレスの契約更新をせず。しかし、それでもプロチームに選ばれず。同時に申請していたAG2rのプロチーム入りも却下された。当初予定より1チーム少ない19チームでの船出となった。

コフィディスに至ってはミラーがEPO使用を認めて2年間の出場停止となったのにUCIプロチーム入りできた。問題発生が春で、すぐにチームはレース出場停止など自主的に浄化作業をしたのがアピールしたようだ。フォナックの場合 、騒動がプロチーム決定の直前だったのが痛かった。

今回プロツアーが掲げた8原則の中にこんな明文がある。
Respect for sports ethics, including issues related to doping and health.
ドーピング問題、健康面に関する倫理観の尊重を掲げているからには、UCIはその基本原則遵守をアピールする必要がある。今回タイミング悪く起こってしまったこの問題。UCIとしては、厳しい態度を見せないと示しがつかなかったということか。

それにしてもフォナックのような一流チームがこういうことになると、選手の運命が気になる。ハミルトン・ペレスだけではない。全員の選手がプロツアーを走ることを期待していただろう。ボテロは、ペーニャは、ランディスは?彼らはフォナックに来年から入団する予定だった。

そんな中、いつもいい場所にいるのがO・セビーヤ。ケルメが再度の給与問題を出したり、二軍落ちする前にフォナックに移籍。更に、今回のことがある前にT-モバイルに移籍。臭覚が効くというか なんというか。。
http://masciclismo.web.infoseek.co.jp/news/news.html

私的最も結婚したいライダー、タイラー・ハミルトン(金メダリスト)がオリンピック、ヴェルタのドーピング疑惑でついに解雇されてしまった!冗談だろ!?そもそもUCIがプレッシャーをかけることではない。UCIは、オリンピックにおいても何故かドーピング検査をしようとして選手に拒まれたりしていたが、そもそも新しく導入されたドーピング検査の信頼性が保障できないのに、よくもこれだけの選手を窮地に陥らせるような真似ができたもんだ、溜息。
2000-2001年、ランスを包み込んだドーピング騒動でも、UCIの動きはめちゃめちゃ気に喰わない。今度はハミルトンで、そんなにアメリカ人が憎いかね*1??フォナックも気の毒だ。来年一発狙っていたのは、かき集めたメンバーの有力っぷりから見て取れた。

*1:もちろんそういう問題じゃないことはわかってるんだけど