『ロミオとジュリエット』シュツットガルトバレエ団 12日マチネー
- アーティスト: Sergey Prokofiev,Lorin Maazel,Cleveland Orchestra
- 出版社/メーカー: Decca
- 発売日: 1998/06/09
- メディア: CD
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元々は音楽が聞きたくて観ようと思ったのですが、mixiを通じてクランコ版はオススメ、という情報も仕入れ、ますます高まる期待。
そして期待通りの結果!
実際、一昨日見たもっともポピュラーなマクミラン版よりも、いいところがいっぱいあった。最初の市場のシーン、とりわけ抗争の時に肩をぶつける振付
キャストについては、これしか観ていないのでよくわからないのだけど、とにかくフリーデマン・フォーゲルの見た目はまさにロミオといった雰囲気で、髪の色と髪型、眉と鼻筋などまさにロミオそのもの。アマトリアンも同じで、可憐な雰囲気のハマり役。個人的にはマキューシオ目当てで観にいったので、ザイツェフの評価もとても高い。いつでもニコニコしてて、ティボルトとの対戦時も人を茶化しているというより童心っぽい雰囲気がドツボにはまりました*2。あの死に方は反則……あれを見て恋をしないひとがいるのでしょーか。
その後私はシンガポールに行ったんだけど、HMVでマゼール指揮・クリーヴランド交響楽団の『Romeo and Juliet』を発見。向こうはCDが安いんで、もちろん購入。全体の再生回数がもう10回近くなるほどのヘビー・ローテでありとあらゆる機会にこれを聞いてます(今も!)。ポチしてもはてなさんのアフィリエイトにお金が行くだけなので躊躇わずに買っちゃってください。いっとくけどモノスゴイですよ。
バレエ音楽の頂点、かつ天才プロコフィエフ最高傑作と言われる音楽の中でも気に入りの曲は…
- Disk1
1.Romeo And Juliet: Intro
3.Romeo And Juliet: Act I Scene 1: The Street Awakens/Morning Dance
4.Romeo And Juliet: Act I Scene 1: The Quarrel
5.Romeo And Juliet: Act I Scene 1: The Fight
9.Romeo And Juliet: Act I Scene 2: Arrival Of The Guests (Minuet)
10.Romeo And Juliet: Act I Scene 2: Masks
11.Romeo And Juliet: Act I Scene 2: Dance Of The Knights
13.Romeo And Juliet: Act I Scene 2: Mercutio
17.Romeo And Juliet: Act I Scene 2: Balcony Scene/Romeo's Var/Love Dance
19.Romeo And Juliet: Act II Scene 1: Romeo And Mercutio
- Disk2
4.Romeo And Juliet: Tybalt Meets Mercutio - Tybalt And Mercutio Fight, Mercutio Dies
5.Romeo And Juliet: Romeo Resolves To Avenge Mercutio's Death - Finale
6.Romeo And Juliet: Introduction (Act Three)
7.Romeo And Juliet: The Last Farewell
14.Romeo And Juliet: Morning Serenade
17.Romeo And Juliet: Juliet's Funeral - Death of Juliet
特に太字は葬式で流してほしいッ!ってくらいの名曲中の名曲。ヘビロテ中。
プロコについても色々勉強してるところなんだけど、「語られることの少ない天才」「大衆とのギリギリの迎合」「わかりやすいのに現代的」「運命的かつ官能的」「耳障りがよいのに変なメロディー」という言葉が、彼を語る言葉のなかでもとりわけ頷いた部分でした。