『AERA』現代の肖像 萩尾望都

萩尾望都に関する記事があると知り購入。こういうとき、mixiは役に立ちます。
ライターさんのすばらしい筆致に涙が出そうになりました。最近浮気気味ですが、やっぱり私の漫画読みとしての原点は萩尾望都にあることを再確認しました。やはり『メッシュ』はかなり現実的なモーティヴに基づいて創られたのだと再確認。あの作品は明らかに萩尾望都のターニングポイントになっているというのが私の主張ですから。『メッシュ』のこと以外は、けっこう既に知っていることでした。この間、ジュンク堂に行ったのでポストカードを購入してフワンフワンした気分だったのに、ガツンと杭を打たれた気分です。私は作り手ではないだけでなく、多分読み手としてもこの人には敵わないのだろうな。

それで私が萩尾望都を読んでいてよかったと思うのは、多分自分が弱者の側に立ちたいと思えるようになったことで、実際私の去年→今年の人生の転落っぷりはかなりすさまじい挫折だったのだけど、むしろそれを好ましいこととして受け入れている自分がいたりします。いや、さっき渡辺謙さんがテレビに出ていて、成功者になるとメッセージが伝えづらいみたいなことを言っていたので思ったことなのですけども。成功者どころか超絶失敗者です私は。でも生きます。



そうそうAERAって普段全然読まないのですが、「アルファブロガー特集」と「自転車特集」などは楽しく読みました。アルファブロガーは実は、PASSION FOR THE FUTUREや百式さん、R30さん、栗先生など2割くらいしか知りませんでした。自転車はjkondoが出ていればもっと楽しかったのに。