バンギャさんたちについて。
こういうことに口を出すと、あまりいいことにはならないと思っていたんだけど（オイラバンギャさんの外の人だから）、もう我慢できないから軽く触れてみます。あくまで外の人から見た意見として。
事の発端はhttp://d.hatena.ne.jp/TRiCKFiSH/20040120#p4とその下のコメント欄なんですが、それに何人かのバンギャさんが反応します。大抵は「認識が間違ってるなぁ」という反応のようで、具体的には「馬鹿にされてるとは感じない」という点が違うらしいです。で、私は華様さんのサイトでD'Arc-en-CielとKIOTOを「セルフパロディ」とか、わかったような顔してカテゴライズしている人、とわかったような顔してカテゴライズされちゃったのですが、普通に図星なのでスルーしてました。だって揚げ足の取り合いしても仕方ないでしょう、それこそこんな風に*1。もう延々繰り返すだけですから。
しかし外の人なりに意見を言う資格はあるわけで、間違っているならどう間違っているかっていうのを言って欲しいというのはTRiCKFiSHさんに激しく同意でした。と思ったらいつもの如くハラさんがNot A Serious Woundさんが続報を知らせてくださったので読みました。何でバンギャはピンクハレルヤに対して好意的なんでしょうねえ？では、その疑問に的確に答えて下さっていたので、外の人としてはとっても納得できました。華様さんも後に反応して、バンギャルは、自分たちをネタにして大笑いすることができるくらい、普通の人間です。と説明してくださいました。…オイラがコメント欄に書いた「ファンの子は自分たち自身をそれこそ「ネタ化」できているんじゃないでしょうか」と同じな気がしますがスルー（してない・笑）。
んで。本題です。昨日のコメント欄を受けて、わかってもらいたい／わかってもらえない／わかってもらえなくていいを考えた時、バンギャさんは一体どの位置にいるんでしょうか？という疑問が湧きました。というのも、バンギャさんたちの弁明の一つの特徴として、「世間一般がバンギャというものを認知していない／理解していない」という前置きの後、必ず「一度○○するといいと思います」という説明が入って、往々にしてリンクが貼られて、これを読んで、ということになっているのです。これが私には興味深い。
私からしてみると、「バンギャさんが世間一般からこう見られているという風に感じている」モノがまずわかりません。「特殊な人種でも、変わったひとたちでもないですよ」と仰いますが、バンギャさんを特殊な眼で見たことは、少なくとも私はあまりないわけです（コメント欄の他の方は知りませんが）。でもバンギャさんたちは“自分たち”と“自分たち像”の間に齟齬を感じていて、無自覚に間違った“自分たち像”を持ち出されると「違う」と言う。だけどどう違うのかを説明しないで、そこで「一度○○すると（ex.これ読むと）いいと思います」と自分達と同じ目線に立つことを必ず要求する。ハッキリ言って、それじゃあいつまでたっても外の人はわからないまんまだと思います。そもそもそれだけの興味を外の人が自分達に注いでくれてるか、っていうところがあるわけです。例えば私が「コメント・引用・反論する人はまずこの日記全部と出来れば萩尾望都の主要作品を読んで欲しいと思います」と言うようなモノです*2。
と、一方的にバンギャさんを責めたてているようになってしまいましたが（スミマセン）、それは「伝えること」の難しさ、をここ最近痛感しているからなんです、自分自身。私の場合、はてなダイアリーに移ってものすごい「伝わる度」がアップしました。同じ興味を共有している方が見に来てくださるシステムのお陰でもありますし、皆さん文章の要点をきちっと抑えて意見してくださる。私も少しでも誤解がないような文章を描こうと、「理解してもらおうと」努めている……つもりです。ところがバンギャさんたちはそうではないように見える。少なくとも、“自分たち像”に文句があるなら、どう違うのか優しく説明してくれないと（優しくじゃなくてもいいだろ・笑）、察しろ！同じ目線持て！みたいな感じで言われても外の人との温度差は埋まらないと思うんですよ*3。それに、仮に【ここが違うよ】パンピとバンギャ【温度差】読んだりライブに行けばバンギャについて語ってもいいんでしょうか、ということにもなりかねない*4。
本当に理解してほしいなら理解してもらおうとしなくちゃダメだと自分自身に対しても思います。っていうか昴の6〜7巻読んでいて思いました。だから昴読んでください*5。好き勝手言ってしまってすみません＞バンギャの皆様。
