新選組!

副題:〜歳三の歪んだ愛〜
その心:つまらなかったなぁ。
 
いやいや山場の池田屋事件直前で、こんなに凹んでいいものかね?多摩の頃から薄々感づいてた歳三のキモさが爆発した感じ。
見回り組?(・∀・)ニヤニヤ真似したんですか?女は別れてからが面倒なんだよ(・∀・)ニヤニヤいっぺん総司しめねぇとな(・∀・)ニヤニヤ。
お前はモロー先生かと。悪い涙袋の例だね土方さんは。
山南派の私としては山南さんの言ってることはとても正しく思える。「悩むことはいいことです。悩むことは考えること。あなたは悩むだけ大きくなれる人だ」と近藤を認めつつ「あなたが望んでいなくても、周りが望んでいるのです。それをお忘れなく」と釘をさす。それは太陽の方に傾いて、自重で折れてしまわないように、陽の下の野菜に添え木をあてるような、矛盾のない行為に思える――。だからこそ、「思ったより悪くないかもしれません、この縁談」と肥料を与えることもする。「もちろん、近藤さんのお気持ち次第ですが」と付け加えることも忘れない。
ところが歳三は、「あんな変な笑い方する男の親戚になるんだぞ!」とあっさり却下。いや、あんたの親戚になるわけじゃないんだから。ここで「近藤さんのため」を思って働いてきたハズの土方の化けの皮が剥がれ始める……。近藤に養子をとらせたくないのは誰なのか?総司を継がせたいのは誰なのか?歳三の行為は、温室で完全に日照時間を調節しているにも関わらず、肥料は与えずに「純粋培養」を目指しているような印象を受ける。
そんなキモ男全開の中、平助救済エピソードを挟まれてもちょっと乗り切れないのが本音だったりする。これはこれでまた次回以降の伏線になって後から見たら「この回に入れるしかないじゃん!」って思うのかもしれないけど、そもそも失恋とか才能の差の傷をこんな頼りない近藤が埋めるってプロット自体どうかと思うし「俺に言わせれば総司はまだまだ子供だ」とか君もだよって突っ込んでいいのここは?と思った。ああまた文章こわれていますね。ただ最後に「俺も一緒に探してやる」というのは身の丈にあっているいい言葉だと思いました。
私が脚本家だったら多分「俺は剣では総司に負けるし源さんほど我慢強くもない、歳三のような行動力もなければ山南さんのように頭も良くない」と近藤さんに言わせていたと思います、少なくとも私はそのプロットなら納得できる。ただ三谷さんが確信犯的に近藤の劣等感を(母上行ってきます以降)描かないようにしているのは感じているのでこれはこれでだめなんでしょう。
そんな経緯で歳三さんがロウソクもってスタスタ歩いているのはなんかやったらおかしかったです。
で、問題は次回予告ですよね。ようやく次回池田屋なんですけどご覧になりまして?あの予告。
 
 
 
土方:「かっちゃん!後ろだ!」
いやーこれにはズッこけたあと爆笑してその後_| ̄|○ になって最終的にもしかしたら三谷幸喜ってマジで天才かもと思いました。「かっちゃん」キタ━━━ヽ(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)人(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)ノ━━━ !!!あのー、化けの皮剥がれてますよー歳三さん。

総司は「で何なんですか一番痛いのって」が良かったです。平助はもういいから総司でお願いします。今回、近藤勇2:藤堂平助2:山南敬助1:土方歳三1:永倉新八1:沖田総司1:斉藤一0.5:原田左之助0.5:武田観柳斎0.5:その他0.5って感じだったじゃないですか。でも私が見たいのは多分総司4:山南3:近藤1.5:土方1:その他0.5くらいで(笑)、近藤さんはパテでいいんですよ(酷い)。前回も言いましたけど、総司に関しては明らかに描写不足だと思います。
でも何だかんだで、土方先生のかっちゃんの伏線が今回だとしたら、中々面白かったのかも。