↑のつけたし

読み返してみて何いってんのかちょっと解り辛い気がしたので。
私は土方歳三くんは近藤君と精神的に一体化というか同一化して、その名誉や誇りや純粋さを分け合うことで成り立っている人種だと思っているのだけれど、それは多分土方自身意識していないことなんだと思っている。堀内さんが亡くなった時、それを隠すことすら出来なかった純粋で無垢で美しくて正直な近藤勇大先生を見て土方君は「これからはこういう汚いことは俺が全部引き受ける」と決意するのだけど、僕はそこで、「ズルいなぁ近藤さん」と護ってもらえる近藤さんに嫉妬を剥き出しにすると同時に「ズルいなぁ土方さん」とも思う。それは近藤さんを最後のキャッスル・オブ・イノセントにすることによって外壁・土方はいくらでも汚れましょうぞ、という決意をまるで“近藤さんのため”のように引き受けているからだ。当然外壁の存在意義は本丸の防御にあるし、土方はそれを進んで引き受けていて立派なのだけど、「本丸の為に僕は頑張ります」というのは実は嘘で、「本丸が崩れてしまっては外壁の意味もないので本丸は崩させません僕が外壁であることを有意義にするために!」というのが本音だろうよ、という話。超ワカリズレー!ごめん!
そこで山南・ザ・正統派は「私には近藤さんを本丸に据えた責任があります。近藤さん、よくお考えなさい。ただしあなたはすでに身一つではないこともお忘れにならないよう」といいながら人を殺せなかったりしていて素敵!かっこいい!美形!タイプ!を通り越して「ただしいなぁ」と思うんだけれど、それに対して土方さんはどうなのよ?無責任じゃあないの?と思っている。
そんな土方さんの外壁のフリがばれてきたんじゃないかと思って伝家の宝刀:幼い頃のあだ名「かっちゃん」キタ――!と思っている、ということです。
ペロっとはがれた壁から現れたのは忍者ならぬ本丸の設計者なり――「俺の建てた城を傷つけるのは許さん!」
妄想。