『24』セカンドシーズン完走

「感想」より「完走」がふさわしい気がする。
ファーストシーズンはフジテレビの放送をHDDに録画したのだけど、正直そんなに面白いわけでもなくて、確かに続きは気になるし一気に見せるけど、エンターテイメントでしかなく決して『新選組!』みたいな感想を書こうなんて気にはならない。後出しジャンケンに素直にびっくり出来るような人でもないから、ファーストシーズンを観終わった後には「一日無駄にした!」って叫んだくらい。セカンドシーズンも帰省がなければ見なかった。プレステ2で五日にわたって完走。
セカンドシーズン派。
以下軽〜くネタバレ含みます。
ツールではウルたんとモロー先生が好きで、ベン・アフレックが好きで、当然CTUではトニー・アルメイダが好きなlepantohですこんばんは。アルメイダの凄さはあの顔で何故か格好いいところですね。死にたての車海老みたいな色したシャツを着て、おまけに胸元には毛が覗いているし、額には皺が刻まれているし、弛んでくすんだ肌をして、髭が伸びてきてますます醜くなってく。ヴィゴ・モーテンセンより素力は三割落ちる。でも動いて喋ると何だか格好いい。それどころか色男。いつも面倒臭そうな話し方や身のこなしをしているのがいいのかも知れません(メイソンも)。そんなわけでアルメイダとミッシェルにひたすら萌えてました。前作では家族を中心に描いたせいか、テリーとかいうクソバカ女の所為でイライラさせられましたが、今回はアルメイダをはじめ、メイソンやミッシェルやリンみたいな仕事仲間たちがいっぱい描いてあって好みでした。
ただ後半になると、24の悪いところが出てきて、それはつまり駄々こねる馬鹿困ったチャンが大量生産される、ということなんだけど、絶対要求を飲んだほうが得だろアンタ!って人が最初は従ってあとでブーブー言って結果的に死ぬ、という見飽きたプロットが後半続発します。前半は中東系の原理主義者たちがターゲットなので、その食傷パターンには行き着かないのですが*1原理主義者がどーこーというプロットのマズさを忘れるくらい、後半のアメリカ人たちは精神に問題がとかパニックがどーたら、とゆーお粗末な理由で困ったチャンになってました。何度「どうしてメリケン人はこーもアホなのだ?」「脚本家もネタがつきたか」と言ったことか。
ちなみにキムは今回↑の奴らとたいして変わらないくらいの本筋と関係ないお騒がせっ子で、「はよ電話しろ!」「馬鹿、今ジャックに電話すんな!」って感じでしたが、ケイトという勇気と知性と機転と美貌の素晴らしい巻き込まれ役のおかげでますます影が薄くなってきてました。結論としては、前半は面白い。ケイトとミッシェルが出るならサードシーズンも見そうな勢いです。

*1:拷問シーンは正直面白い