ニュー・ヨーク・シティ・バレエ バランシン生誕100周年記念公演 プログラムB

はー生まれて初めて生バレエみちゃったよ!
最近趣味が拡大傾向で、今まで私といえばコスメ・漫画・自転車の三本立てでお送りしていたんですけど、これからの私にはミュージカル・英語学習・バレエ・クラシックなどの変則スケジュールで対応して頂かなくてはなりませんよホント。はーお金がない。でも幸せ。
ぶっちゃけた話プログラムBを見た私は勝ち組だと思いました。「セレナーデ」(オー人事のコマーシャルの、チャイコフスキー大先生の曲にのせて踊るバランシンの代表作)、「ポリフォニア」(知名度低め)、そして知らぬものはいないであろう「ウエスト・サイド・ストーリー組曲」!広告にもこの写真ばっか使われてますもの。プログラムAはオール・バランシンで、バレエ音楽の雄、ストラヴィンスキー(代表作・春の祭典)との「アゴン」とか、ちょっとマニア向け?でも、「STARS AND STRIPES」という、あのチャーラッララッラーラタタタタタッっていう曲に乗せて振付けたのは、見てみたかったけど。プログラムCは、バランシンお気に入りの「ストラヴィンスキー・ヴァイオリン・コンチェルト」があるけど、たぶん一番マイナーな気がしますですます。
見たい人は、たぶんまだ席残ってますよ。高いけど。おいら渋谷はbunkamuraのオーチャード3階席の脇のところなのに、S19000円、A14000、B8000のA席でした。くぅ〜、高い!音楽が録音とかだともっと安いんですけどね。カンパニーの食費や宿泊費や渡航費も払ってますから、こっちでみるとやっぱり高いです。ちなみに、ミュージカルはS席10000〜14000円と少し休めが相場、オペラとなると38000円くらいに倍増するみたい(lepantohオーチャードホールチラシ研究会より)。ちなみに、ロンドンで一番高かったのが「オペラ座の怪人」45ポンド=9000円くらい(でも、ロイヤルサークル(中二階)の最前列でしたよ!)で、物価とか考えたらやっぱ向こうのほうが、安いです。こっちは劇団四季とか宝塚なんかもものすごい高いですからね。で、感想。

  • セレナーデ

眠い。っておい!いや、わかった振りするのはよくないじゃあないですか。眠かった。チャイコフスキーのコンチェルトに、あんなに静かで幾何学的でプロットレスなものを見せ付けられれば眠くなりますって。歩き回ったのが原因かな?15秒くらい寝ちゃいました。ポーズが幾何学的で綺麗。プロットレス、といわれてもプロットを考えてしまいました。たぶん、ストーリーにしか注目しない某はてなダイアラーさん(面識ないのでアンリンク。アンテナ内にいらっしゃいます)とか、耐えられないっぽい。私はかってにプロット創造しちゃいました。眠りに落ちて、男とであって、自分の分身と引き止めるんだけど、男は移り気で…みたいなのを。バレエのモダニズム、もしくはシュルレアリスム

  • ポリフォニア

好きでした。楽しかった。「カルメン」を思い出した。あのコンパスみたいな脚の動きがぁ。でも、あの、ジョック・ソトさんを名指ししちゃいますが、女性を上手くサポートできずにリフトが遅れたり回転が遅れたりしてました…よね?あれはまさか振り付け?一人だけ東洋風の、っていうかインドとプエルトリコのハーフらしいですが、がんばって欲しいと思いました(偉そう)。あれは振り付けなのかなぁ。半拍とかじゃなく半端に遅れたんですよね。気になって仕方ないです。
しかし、男性のダンサーは黒人やインド系もいっぱいいるんですね。女性はやや黒めの南米系??らしき人はいましたが、基本はコーカソイドです。なんで女性だけ。。。って、黒人さんがまぎれてたら、逆のこと思うのでしょうか(なんで黒人が?とか)。日本人に対して思うからなぁ(笑)

振り付けはロビンス。指パッチンの美学を見た。
私、映画都中でギブアップしたんですよね。でもバレエは好きだったなぁ。セレナーデが静かで美しく情緒的、ポリフォニアが早く、静かに激しく、哲学的であるのに対して、もうなんか帳尻あわせ的な勢いをもって観客のテンションを最高潮に持っていく、という(笑)。実際乗り出してみてたなぁ。あの、ジェット団の団長はニコライ・ヒュッベ*1なんでしょうか?髪を金髪にそめて、白のTシャツにジーンズで、ナイフで乱闘とすさまじいアッシュ・リンクスっぷりに感動していましたら、ドイツ人なんですね。英語で歌ってたのに。ほんっと私はドイツ人好きだなぁ。
歌える人とそうでない人がいるらしく、口パクから、パクすらなし、もしくはあんまり上手ではない歌が聴ける、中途半端にミュージカルに毒された一本。それながら、ダンスはやっぱり本物。あのダンスフロアのシーンとか、映画はものすごく退屈だったんだけどなぁ。面白いんだもの。FAMEもPure Danceを謳うならこれくらいしなくては。と思った。
白いTシャツはリーダーの証な一本。