最近触れたもの全般感想!

体制が整いました。これからのむごにきを楽しみにしていてください!

ドラマ版『医龍

医龍 11―Team Medical Dragon (ビッグコミックス)
キャストがむちゃくちゃだし、朝田のキャラが別人になってしまっているのでほとんど期待していなかったんだけど、意外と面白い!
確かに朝田龍太郎から飄々とした部分は消え、陰鬱なキャラクターになっていたけれど(しかも女好き設定だけは生きているのでものっそい違和感)、その代わり伊集院がもう少し問題意識を持ったキャラクターになったり、加藤先生の恋人がアレだったりして、面白い設定もあった。第2話では正直泣きました。小池徹平はかわいいなぁ。

『大工よ、屋根の梁を高く上げよ』

大工よ、屋根の梁を高く上げよ/シーモア-序章 (新潮文庫)
サリンジャーによる『フラニーとゾーイー』に続くグラース・サーガの一編。バディが淡々と綴るシーモアミュリエルの結婚式の様子は、発表順どおりに『バナナフィッシュにうってつけの日』を読んでからの読者には違和感を与えずにはおれない。いや、常に違和感を与えるからこそのシーモアなんだけれども。
生き生きとした会話文もさることながら、時折挿入される書き文字の言葉がすばらしい。私はゾーイーの次にブーブーが好きなのだが、彼女が書き付けた言葉こそが本作のタイトルなのです。
「詩人」であることへの価値の置き方は印象的。詩人でないことを許さないバディにとって最高の詩人であるはずのシーモアは、ミュリエルが詩人でないからこそ彼女を愛してやまないという。その心情告白にバディがどう思ったかは記されないが、沈黙を分かち合った老いた友への態度にそれは見て取れる。伯父殿は詩人であったが「足らなかった」のだ。ならばなぜバディは詩人であることにこだわるのだろう?

プロデューサーズ

プロデューサーズ
来日公演をもちろん見に行ったので二回目。ミュージカル、バレエ、オペラは先に音に馴染んだほうが楽しめると『オペラ座の怪人』を舞台+映画七回+DVDでみた自分は思うのでした。
そしてまたも字幕が戸田奈津子なんですね。オペ怪やキングダムオブヘブンで散々言われたのに。ケイト・モスにも同じことを思うのですが、いったい誰がオファーしてるのだか。Keep it secret.という舞台版だと大爆笑な台詞は流されてるし(字幕は「秘めとけ」とするべき)、ウーラの「お宝」ってなんだよ(笑)。ものすごい言語センス。舞台用に何度も翻訳されているミュージカル字幕を、先人のものにちっともあたらないで誤訳する戸田奈津子にはあきれる。外国の舞台の印象は本当に字幕に左右されやすく、実際フランスの『スペクタクル 十戒』なんかはそのせいで楽しめなかったりしたので、ちゃんとしてほしい……。
内容の方はすばらしくGay!最初っからとにかく色々なことをコロコロ裏返して、人生は意図どおりには進まないけど、だから面白い!というメッセージを伝える。一番好きなナンバーは『Springtime for Hitler』。ナチ服のプラチナブロンドの美青年は人にこんなにも癒しを与えるのかとおねえさんビックリ。

銀魂』アニメ第2話「ジャンプは時々土曜日に出るから気を付けろ」

てかなんで「ペットは飼主が責任を持って最後まで面倒を見ましょう」が飛ばされて「ジャンプは時々土曜日に出るから気を付けろ」になってんのコレ?
次週やるのかなと思ったら「第一印象がいい奴にロクな奴はいない」まですっとばして「ジジイになってもあだ名で呼び合える友達を作れ」ですかコノヤ(ry
長谷川さん大好きなのでとっても不憫です。あと空知の声少しかわいいじゃないか…!

黒田硫黄新作『多田博士』

エソラっていう講談社の雑誌に載っているんですが、セクシーボイスアンドロボの携帯電話の話と『ゼノンの立つ日』を足して二で割った感じ。ちょっと薄いなぁ……。しかし、なんであんまり描いてくれなくなったんだろう。コレかいてたらよみたくなってきた!この人の映画本(絶版らしい)も好き。