すきだけど 人種差別わかんない 『クラッシュ』
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2006/07/28
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さらに言えば上に名前を出していない役者さんがもっと良かったので驚いた。世界広い、アメリカ広いわ。一番好きだったのはTVプロデューサーのひとで、あの人の落ち着きっぷりはナイス。ただし、たぶん途中で黒人英語を喋りだしたシーンがあったと思うんだけど、字幕では全然伝わっていなかった。その点で、英語字幕がついていないのが致命的にアホすぎる。鍵屋のひとも好きだった。あれはプエルトリコ系の方なのかな。
見てて思ったけど、人種がやっぱわからん。黒人に思える人が白人扱いされてたり、白人に思える人がプエルトリコ系扱いされてたり(これは日本人だから感覚がないんだろう)。マット・ディロンの新しい相棒が「ゴメス」だったのは何か意味があるの? それとも彼は黒人だけを差別しているんだろうか。
そんな感じで微妙に対岸の火事感があることは否めない。ああでも、役者がみんな憎しみのままに怒鳴りまくるのでよかったとしか評価しようがない1本。