吉田秋生サイコウ2-1

こっそりこんな日に更新してみる。思い立ったらすぐメモメモ。再考、最高、そして再興。以下の文章は自分用のメモで誰かに宛てた主張ではありません。以下吉田に触れた文章。

  1. id:lepantoh:20031120(吉田秋生作品の劣化、ACテーマからの離脱)
  2. id:lepantoh:20031217#p2(吉田スレ@少女漫画板の視点、女性性忌避、犯されたい欲望、性器を持った身体)
  3. id:lepantoh:20031215(24年組→性器を持った身体→チンポついた女?)

で、漸くBANANA FISHが返ってきた!友人に貸して1年くらい帰ってこなかった。早速読み返す。ここからはかなり大雑把な、私見での解釈になるので不快な方は見ないようにお願いします。これでも大真面目なんです生きててスミマセン。

私がid:lepantoh:20031215で少し指摘した、吉祥天女の叶小夜子―涼&由似子の対極項が、バナナフィッシュではさらに進化した形で実行されている。

  • アッシュ(男根ついた女、少女的)―英二(性器を持たない少年:内面は少女=24年組的少年)のベースがあって、そこにアッシュの対極であるオーサー&名前忘れたがフランス人の傭兵(男根ついた男)が配置されている。アッシュの周りには、他にも男根付きの存在がウヨウヨしていて、その頂点が、父性原理のある意味象徴であるゴルツィネ(男根ついた父)だ。逆に、男根付きの兄貴的存在ショーターや、教師役ブランカも待機している。
  • 以下手直し1&2済:また英二の対極にはユーシス(男根付きオンナ2、娼婦的)が配置されている。ユーシスはアッシュやショーターによって「英二に似ている」と捉えられており、英二と対称、シンメトリーになっているのがわかる。またアッシュは文庫本4巻、兄グリフィンの姿が英二に変わっていく夢をみており、守れなかった純粋な存在であるグリフを英二に置き換えていることがわかる。
  • 同時にユーシスは、アッシュに似ているとシンに指摘され、自らも「アッシュと自分は写真のネガとポジ」だと言っている。オーサーとは違う形で、アッシュと対立する影ユーシス。
  • さらに健全な存在としてシン(まだ未分化の少年)がおり、英二の父親はイベさんであり、これはゴルとのシンメトリーであるとも考えられる。また中盤でアッシュの父親になるのはマックス・ロボである。