『のだめカンタービレ』何巻だか忘れた。最新刊

「こんなに笑えるクラシック漫画があったのか?」という帯だが、本編が笑えないマジな展開になってまでこんなキャッチコピーを掲げるセンスに脱帽☆
っていうか、ぶっちゃけた話、「じゃあ本編が笑えなくなって、どう変わったのよ?」といわれても、肝心の音楽描写が今ひとつだし、トラウマもあっさり解決しちゃうし、のだめと千秋の中が進展するわけでもないので笑え「た」以外に特に何も売り文句がない。
 
音楽描写というのは、大体私なんかは、曲にまつわるエピソードを描き、演奏シーンに詩的モノローグを絡めてっていうのが王道だと思っていたんだけれども、この漫画ではひたすら外国語で第○楽章の名前を書き連ねるっていう斬新な手法で見てるこっちはサッパリわからんきにー。そんなオイラのような人間には親切にCD版のだめカンタービレASIN:B0000C4GLGのだけども、演奏が悪いともっぱらの悪評判。その為初回限定で封入されていた「のだめ良妻日記」という四コマでは千秋との関係をググイと進めて購買意欲を煽ったりしたという噂。ネット上ではうPして!自分で買えやゴルァ!というやりとりを良く見かけた。
あと下でライバルの必要性を話しているけれども、この漫画ライバルいなさすぎ。それが方向性を見えにくくしている気がする。
とにかく解りづらいからラブ☆コンみたくCDつけて販売してほしい一冊。