その3.殻から抜け出した男

悪い予感は当たるのです。
REALでよく解んないけどhydeは勝手に脱出しちゃうんですよね。それがまた私の「トーマの呪い*1」と重なってアレで。
一曲目から曲名get out from the shellだし、シングルのNEO UNIVERSELOVE FLIESSTAY AWAYってタイトルからしてもうアレだけど歌詞も脱出系。今まで幾分恣意的な様にも見えるだろうからREALからその解脱してる歌詞をお見せしますよハイ。

  • 1.get out from the shell…まんま
  • 3.NEO UNIVERSE…あなたは風のように優しく/鳥のように自由に/この世界をはばたく/怖がらずにneo univerese
  • 4.bravery…そんな曲知りません
  • 5.LOVE FLIES…The color is singing 遠すぎた闇を越え 飛び立つ/翼よ高く 君へ届け/I feel Love flies
  • 7.STAY AWAY…浮かぶ雲のように誰も僕を掴めない/何もかもを壊し自由のもとに生まれた
  • 8.ROUTE 666…(ついに出来た道の歌)
  • 11.ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE…ふさいだきりの扉を開けて/炎ともして殻を壊そう!/高く羽根を広げ 風を集めて/何処へでも行けるさ 君といたなら/さよなら重力 … 僕は自由だ!

……気をとりなおしてポイントを整理してみましょう。

  1. 活動停止前に散見された閉じ系キーワード「窓」はすっかり消えて代わりに「道」という言葉が大量に使われるようになっていたのだけど*2、ついに道を描く歌まで登場する始末。ここ重要。
  2. 急に翼を手にいれて、空を飛ぶことが出来るようになったhyde先生。トーマの呪い再発動*3
  3. 閉じ系に見られた空への憧れ――でも届かない――はついに空を手に入れることによって自由になり完全に消滅。一体どうしたんだこのお方は!?

いやもうビビるからマジで。という程の脱出っぷりでそれはまーいいのです、いつまでも同じ世界にい続ける人なんてつまらないですよね。
問題はなんで脱出出来たのか、どう脱出したのかは全く解らないことなののですよ。なんですか翼って。ユリスモールに見えていたアレですか。
多分「虹」あたりからその兆候はあるんだけど*4それがどうBirth!*5とか前述のDIVE TO BLUE、Piecesに繋がっていくのか解らない。ちなみにBirth!で重要視されている「気づき」は賽は投げられたくらいから見られるキーワードだと思うけれど、REALでは頻出することにも注目したいですだから一体何に気づいたんですかhyde先生。
ひいき目に見てもREAL時代のラルクはブームの過ぎた落ち込みとはまた別の次元で楽曲の質も作りこみ具合も完成度も落ちていたし、で世界観まで違ってしまったらもうどうしようもないでしょ?
そこで急速に離れかけた私の心をラルクに留まらせたのがかの名曲「Anemone」なんだけれども。
急に今までの閉じた空間から脱出した土井八郎氏の歌詞は「殻を破れ!」っつーカラ煽りにしか聞こえなかったんだけど、アネモネだけは大好きで一日じゅう狂ったように聞いていました。
明日へつづく。

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*1:ユリスモール恐怖症…超認識と超少女と解脱コエーよ

*2:もちろん以前にも使われてはいたけど

*3:翼があると勘違いした人間ってコエーよ

*4:ステアウェイ・トゥ・ヘヴン〜

*5:Realize!を繰り返す歌。HEART収録