スキップ・ビート 11 究極の一人モノローグ体質漫画

スキップ・ビート! (11) (花とゆめCOMICS)

なんで画像が出ないんだ（怒）
数少ない少女漫画継続購読作品のひとつ。『ナデシコクラブ』よりは癖があるけれど、白泉社のなかでは割と読みやすいのではないかと思う漫画。初回でキョーコが出した怨念のドロドロ具合に惚れこんで読んでる。
　

• あらすじみたいなの

芸能界No.2の不破尚にいい様に使われ、捨てられた幼馴染の最上京子。ショーちゃん命のおとなしい性格から何かがブチ切れ、怨霊体質*1に。不破ショータロー（本名）に復讐を決意。最上キョーコとして芸能界入りするのだった。
しかし入った大事務所では丁稚奉公同然の日々。雑務を通して事務所のスター、そして芸能界一格好良い男である敦賀蓮と親しくなっていく。キレると呪いモードを発動する女と、どんなシチュエーションでも神々しい微笑で本性を隠しまくる男の独り言ラブコメ。
　
つーわけで今回は、ドラマの撮影で恋愛経験のない蓮が苦しむというプロット。
いつも通り、美形な筈の敦賀蓮が面白い人なのが素敵です。抜けすぎです。
そしてキャラクターが全員恐ろしいまでの独り言ならぬ独りモノローグ体質……
今巻のショータローなんて独り言まで併発していました。
キザだろうがなんだろうがひとりで疑問回答ボケ突っ込みツンデレを展開し
相手キャラとの対話ではなく自分の内面との対話で気持ちが発展していく謎漫画。
　
ある意味少女漫画の頂点を行く作品ではないかとひそかに思っているのです。
敦賀蓮や不破尚がニブいニブいと言われてるけれど、本当はキョーコが一番ニブいと思う一冊。

*1:怨霊が毛穴から染み出る体質