毎日ブログを更新しなくてもいい10の理由

lepantoh2006-07-18



元ネタ:Why Blog Post Frequency Does Not Matter Anymore | Marketing Profs Daily Fix Blog


“汝毎日更新を怠るべからず”――ということは、ブログを書くにあたってもっとも基礎的で良く知られた法則である。

新参ブロガーはいつもこの究極のルールを忠告されては、毎日あたらしい投稿がないままではいけない、というプレッシャーに直面することになる。皆、マイクロソフトのRobert Scobleみたいに毎日数回は投稿する成功したブロガーの例を心に抱いている。毎日投稿することは、あなたがブログを書くことに真剣だ、というこを示してくれるし、読み手は毎日あなたの投稿をチェックしに来てくれるから、トラフィックも増えるし読み手の忠誠心も増す。これらのルールに従わなければ、あなたのブログの成功はないのだ。ないのか? 本当に?

否。毎日投稿するということはWeb 1.0の考え方、少なくとも初期Web 2.0時代(ってのは、12ヶ月前のことだよ!)の考え方の遺産でしかない。投稿頻度にまつわるプレッシャーは最終的にはブログの成熟への重大なバリアになってしまうのだ。その10つの理由はこうだ。

  1. トラフィックはコミュニティに参加することで増大するのであって、毎日投稿することで増えるのではない。
  2. トラフィックはブログの成功に結局関係ない(ブログコンサルタントだとか自著本の宣伝というのなら別だが)。最も重要なのは、きちんと焦点をあてたターゲットとなる読み手に書いたものが届いているかどうかだ。
  3. 毎日あなたのエントリーを読むために忠実な読者が訪問してくれるなんて、とてつもなくWeb1.0だ。ブログ界の成熟で、新しい読者も新しいブロガーも減る。そして忠実な読者を得ることはもっと問題となる。だが、忠実な読者はRSSを通してブログを読み、新しいコンテンツが彼らを動かすのだ。投稿の頻度が多いからなく、購読させることができれば、彼らは忠実な読者でいてくれる。
  4. それだけではなく、頻繁な更新は実際に忠実な読者にネガティブな影響を与えはじめている。頻繁に更新するブロガーであるSeth Godinは、面白い法則に気付いた。彼によると、RSS疲労はすでに始まっている。あまりに投稿が多すぎると、忠実な読者への混乱を増大させることとなり、結局彼らを失いかねないというのだ。読者は、時間を取りすぎるという理由であなたのブログを切りかねない。
  5. 頻繁な更新は、鍵となる年長の管理職や思想的リーダーをブログ界から追い出したままにしてしまう。私の同僚や同じ業界の人間はこの束縛をブログを書かない一番の理由として引き合いに出す。彼らは圧倒的に正しい。高いポストの仕事と頻繁な更新はとても両立できるものではない。
  6. 頻繁な更新はコンテンツの質を下げる――毎日更新のプレッシャーが、多くのブロガーを、他のブロガーのコンテンツを再利用したり、ニュースへの迅速だが知見のないコメントを書いたりすることへと走らせている。
  7. 頻繁な投稿はブログ界のセレブリティを脅かす。多くのブロガーたちが、毎日更新しなくてはとのプレッシャーの下、するべき努力に時間を割かず、有効な調査もせずに、面白いコンテンツを再利用するからだ。
  8. 頻繁な投稿はブロガーをPR会社と団結させてしまう。ブロガーたちがその界隈での圧迫に苦しんでいるように、同僚たちはブログ界へ参加するようプレッシャーを感じている。結果、より多くの会社がやむを得ずPR会社とブログを作る。ブログ界はだんだんとその有用性と価値に負けていってしまう。
  9. 頻繁な投稿は、それと同量のブログのゴミ埋立地を生む。Technoratiによれば、ブログを作って3ヶ月以降にも投稿しているブロガーは、たった55%なのだそうだ。最初の一月の毎日更新しなくてはというプレッシャーが彼にブログを放棄させてしまう。ブログ界の最大の興味は、最初の努力に失敗した1/3の参加者を抱くことであろうか?
  10. 毎日更新するには、僕は家族を愛しすぎている。

もしTechnoratiのTop50ブロガーになりたいのなら、やっぱり何日に1回かは投稿しなくてはならないだろう。しかし、残りのわれわれは真剣に頻繁に投稿することについて考えなくてはならない。実際、Technoratiによれば、11%のブログは週に1度かそれ以下の更新頻度なのだ。より重要になっていくであろうことは、何を書きどう関心を引きつけるかで、どれだけ頻繁に書くかではない。

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というわけで、断固毎日更新なんてしません!(違)
思うに書評系は毎日更新なんてあんまり意味を持たないというのは元々気付いていただろうけど、要は↑で話題になっているようなギーク族のほかにも人文族というのがはてなにはいて、人文族がどれだけ2.0なのかがよくわからないなあとは思った。
まあ自分がブロガーだとか思ってないし戦略も成功もなく淡々とやっていく次第です。外国のブログがたまたま面白かったので訳してみた。今は反省している


注:完訳ではありません、削ったり、趣旨に影響がない程度の意訳があります
注:英語よくわかりません