「偉大な画家」のセレクション

絵の著作権が謎だから写真。

辛い時に自分を奮い立たせる10本の映画!とか、もっとも感動した映画トップ10発表には簡単に100user越えるブックマークがつくのに、この2つを見逃すなんて馬鹿ね、ってことでご紹介。


そもそもあたしは死ぬまでに見ておくべき50の芸術作品 | p o p * p o pの絵画セレクトが大嫌いだった。まあブックマーク数=評価の数じゃないと思うけれど、サルヴァスタイル美術館の管理人さんセレクションをみると、このリストがどれだけ偏重しているかよく判ると思う。大事なのは、「偏重しているのが悪い」っていう意味じゃあぜんぜんないってこと。そうじゃなくって、偏重している癖に「死ぬまでにみるべき」なんて大仰なタイトルをつけるのが気に食わない。ていうかもっと具体的にいうと、レンブラントゴッホとマネとエイク兄弟とブリューゲルフェルメールのセレクトが気にくわねぇんだよォォォォ! 文句あっか! ダ・ヴィンチとか好きじゃないけど何故それ?という感じだし。ピカソゴヤの選択には大賛成だし、マティス嫌いだからあれでいいと思うけど、デューラーがないなんて信じられますか? レンブラントゴッホも名前だけ連ねて、自画像を「死ぬまでにみるべき」リストに全然入れないってどうなのよ?(ま、絵画と史跡と彫刻ぜーんぶ好きなんていう人が選んだらそうなるのかもしれませんけどね)


と、いうわけで、こういうリストはいくつか見比べて初めて意味をなすんだなあと思ったのでした。サルヴァスタイルさんのリストに2chでは誰も挙げていないプッサンが入っているところがいいね。"The Adoration of the Golden Calf"は大好きな絵。牛の左後ろにいる人はモーセに気づいており、右にいる人は教えを聞いている状態、そして左手前にいる人々はモーセのことを忘れて崇拝に酔っている、その認識が一周しているとことがなんとも好き。