最近読んでいる漫画『HUNTER×HUNTER』、『学校ホテル』、『金色のガッシュ!』

ユトリロ


……久しぶりの土日休みです。ほんと。ああ草臥れた。

■少年ジャンプとハンタ再開

昔は秘密裏に読んでいましたが、社会人になってから読んでいることを公言、しかも堂々と買うようになりました。帰るのが遅いとぼっとしているだけですぐ就寝時間になってしまうのですが、手元に漫画があれば、夢中になって読める。自分の時間を持てた気分になる。そこがポイントです。
最近の読む順番は、『HUNTER×HUNTER』→『魔人探偵脳噛ネウロ』→『アイシールド21』→『ワンピース』→『SKET DANCE』or『銀魂』→『ピューっと吹く!ジャガー』→流し読み、という感じで固定されつつ。銀魂は毎週位置が変わるので、近くに載っているアイシ・ワンピから読んでしまいますね。しっかしもう20巻か。
最近のビッグニュースといえば、やっぱりネウロアニメ化、そしてハンタ連載再開でしょーかね。わたしはネウロもハンタも超がつくほど大好きですけど、アニメは元々見ないし、ハンタも休載容認派というある種の去勢派/鞭身派なので、べっつにー。アニメの弥子の声は気になります……でも、絵柄はとても良いと思います。来週はXIなので超期待だぜ。
ハンタははっきりいって休載のタイミングを間違えましたね。どうせ休載するなら、キルアが退院したくらいで休載すればよかった。流石に「突入10分前」で休載に入られたら、ファンとしてはたまったものではないでしょう。
それ以上に、連載が再開してから今のところ突入した瞬間までしか描けていないわけであって、そのあたりの評価がインターネット(笑)でどういう風になっているのか存じ上げませんが、上手く待てていた人(そうか、始まったか、良かった良かった。10週楽しもうという心の広い人)にはそれをじっくり味わうことができても、身を乗り出すような気持ちで今か今かと突入を待っていた熱心な“少年漫画的”ファンは果たしてこの数週かけて数秒という展開のスピードに(別な意味で)ついてこれるのか、少々不安です。しかし、週の半分をゆったりとした過去回想で占め、一気に数年をも描いてしまいながら、残りの半分では1瞬1瞬を異様なまでの心理戦として描くという手法は、新しくはなくとも新鮮です。そこで与えられるのは、一秒でも早く次号を読みたいという“少年漫画的”展開というよりは、その週を何度も読み返してしまう、私にとっては“これこそが漫画だ”という特別な余韻です。特に、ピトーが落ちる時間のロスを気にするあたりがとても好き。
ま、どんな御託を並べたって、結局は王萌えの一言に集約されるわけですが、王もまた冨樫の過去作品のモチーフの焼き直しであり、雷禅やRPGツクールの王といった、「アプリオリでない王」の具現である、というのはもう指摘し尽されていることと思いますが、上記の2人が取った「闘わない」という選択は、奇しくも冨樫自身の闘わないという選択=休載によって打ち破られてしまったと考えます。
あんなタイミングで休載さえしていなければ、別段、王が心変わりして選別を止めることにしてコルトと同様に改心、ナックルとモラウ号泣、という流れでも構わなかった、と個人的には思うのですが、突入に向けて期待を煽りながら休載した現状では難しいでしょうね。
それゆえ、最近の戦闘描写には、アプリオリでない王が戦闘から必然性を省いた状況で冨樫が取ってきた戦法、つまり「闘いを描かない」というバトル漫画の崩壊(別の視点では非バトル漫画の誕生と言えるかもしれませんけど)とは真逆のことが行われているを感じ取ることができて、中々興味深いものがあるのです。
ま、私としてはイカルゴに対するキルアの理解と、コムギそのものだけでそこいらの漫画の10巻分くらいは儲けたな、という感じなので、またいつでも休載していただいて構わないんですけどね。ブログさえまともに書けない私のような人間が、週刊連載漫画家に何を言う資格があって?

モリエサトシ初連載!『学校ホテル』

微笑む紳士。
仮面を被った優等生美少女と孤独。
唯一本当の姿を見せることができるのは放課後の密室だけ。

というような話ばっかり描いている、私が一押しの漫画家・モリエサトシ氏がついに『花とゆめ』で連載を持つことになりました!! 
めでたいのです。正直別の雑誌での連載を覚悟していたもので……何がめでたいって、これから単行本化されるにあたり、昔の作品もかならず1巻に1つくらい収録されるでしょうから、それが楽しみで……。モリエ作品の女の子は本当に可愛い!! これからも応援しています。

■『金色のガッシュ』7巻まで

うーん、駄目です。貸してくれた人は魔族の可愛さにやられているようです。
「魔人は間に合っておりますので」とでも言っておくか……。