ラルク・アン・シエル『KISS』

KISS

ﾃﾝｷｭｰｼﾞｰｻﾞｽ!!で冷や汗かいた。
歌い方変わったなあ……率直に言ってｷﾓいときがある。

お気に入り１ Daybreak's Bell

というわけで、TRUE時代を彷彿とさせる歌い方が良い。自分としてはラルクにノスタルジー求める時点で「ラルヲタどころかファンでもないな、最早」と思っていたけど、その後ラルク自身ノスタルジーを提供しはじめてモニョ。複雑。

お気に入り２ ALONE EN LA VIDA

「道」系の曲*1が多い今回。安易に「空」系*2に行かなかったのは嬉しい限りですが、「引きこもり」系の曲もなくなってしまいましたね……。本人にとっては良いことだと思いますが。
個人的には「道」曲だったら「海」曲*3の方がよかったなーとは思いますが、なんかアネモネの道バージョンっぽいこの曲をなんとなく聞いてしまう。

お気に入り３ MY HEART DRAWS A DREAM

いや、いい曲すぎるだろ！
でも全然売れてないんですね。あんな大々的なタイアップもらって売れてないって。むしろガンダムタイアップの方が売れているという。

全体的に

まず、hydeの提出するモチーフが繰り返し使われすぎていて、「このシチュってあの曲とあの曲と同じよね」「またそのアイテムか」「聞いたことのある表現だ」と思うことが多くなりすぎたのは、もう数年も前のことなのであった（SEVENTH HEAVENはそういう意味ではまだ独特で良いけど）。
それと、「反戦」はいいんだけど、「反戦」を音楽の目的とするなら他のアーティスト、具体的にはヒップホップきいたほうが、「戦争で人が死んでる」「CSIなんてテロリストだ」「大統領は俺たちのことを見殺しにしている」「地球の環境がヤバい」「人種差別がなくならないのはどうしてだ」「さあ、明日から変わるんだ！」と言っていて自分にはしっくりくる。なんでそう修飾して包み隠してオシャレにしなくてはならないのかっていうのは私がロックに対してずっとムズムズしている部分である（おいらは戦争に全て反対しているわけじゃないので誤解しないで欲しいけど）。それとhyde特有の宗教観とやらも、私には整合性を見出せずいっつももやもやである。

と、こんな事を描くと全国10万のラルクファンに怒られそうだけど、事実そうなのだ。でも、ラルク以外の邦楽はほぼ全く聞かないわたし。こういう関わり方も、ある。

*1:ROUTE 666, It's the end

*2:http://d.hatena.ne.jp/lepantoh/20040402#1081108150

*3:ガラス玉、静かの海で、the silent letter、ANEMONE