そろそろ『無言の日記』をどうするか決めなくてはなりません

lepantoh2008-02-10

今晩は。
相も変わらず超夜型の岩瀬(id:lepantoh)です。今晩は。
さて、結論から言うとわたしはいつも誰かがブログを閉めるたびにせめて過去ログは残しておいてほしいと思う派なので、全てを消して消え去るようなことはしないと思うんですけど、放置しておくのもなんだか心が引っかかる。どうせ更新しないのなら「停止」という宣言をしたい。
その宣言をしないのは単純に仕事に不慣れで(わたしの仕事は異様にサイクルが長い)いつ忙しくなるか全く見えない所為や体力的に土日PCに向かう気力がないのにもかかわらず「来週は暇かもしれない」みたいなよくわかんない期待を持ち続けているから。暇だったとしても日記に向かうとは限らないのに。
わたしが『無言の日記』においてしたいことを挙げてみたい。

  1. 卒論の完成のための補講置き場、という認識だった本日記。卒論は13万字程度書いたけれど、未完。それを完成させるためには、より一層の作品の読み込みが必要だが、それをする気力があまりない。前半部は出来ているので、それを日記に細切れに挙げていくか、いつも悩んでいる(たぶん、このままでは卒論は未完になってしまう)
  2. その中でも特にしたいというか、しなくてはならないと感じているのが、上野千鶴子に端を発する801/少年愛の混同およびその評論言説の旧世代的なジェンダー観についての糾弾。具体的には、801読者が持つ「古臭いジェンダー観」を社会が持つもの(だから当然801読者も持つもの)として社会に肩代わりさせ、自分達はあくまでも「自由なジェンダー」を楽しみ享受しているのだという欺瞞。そしてその言説がジェンダー・マイノリティを更に追いつめるということの再確認。
  3. また、上記の解決策というか、対案として少女漫画において立ち表れる「醜いトランスジェンダー」の研究。そして私が少女漫画における最大の関門と考える佐藤史生の「いっそ本当に倒錯者だったらよかったのだ」という疑問に対する未だ示されない難問への解決策の妄想。
  4. 付随して、「少年愛の醜さ」を鮮明に(なんて矛盾!)定義した高尾滋の傑作『ゴールデン・デイズ』(08年完結)への賛辞・賞賛と、付随してモリエサトシの初単行本祝い。いくえみ綾についての文章。
  5. HUNTER×HUNTER』への愛の告白。『魔人探偵脳噛ネウロ』『銀魂』『SKET DANCE』をはじめとする「日常がある漫画」の応援。
  6. 闇金ウシジマくん』『ヒストリエ』『少女ファイト』などの青年誌連載作についての読書記録。
  7. 評論から退くことになった心の恩師・高原英理先生の著作について。
  8. 敬愛するバフチーンの著作について、評論と絡めて。
  9. amazonのインスタントストア(http://astore.amazon.co.jp/lepantoh-22)の完成。人がやっているのをみてとても参考になったので。
  10. そして、私がなぜ「間違った事柄、醜い感情、汚い行為に惹かれ」ると言い切り、そのために漫画を読み語ることが最適であると、しかも80年代の少女漫画にそれを見出したのかの定義。


とまあ、こんな感じか……。
現状として、漫画自体もあまり読まないようになっているし、それ以上に日記に対する執着が恐ろしく薄れている。この間鈴木先生について取り上げた時は、自分の説明も解りづらかったとは思うし、ニュースサイトに取り上げられて一時的な来訪者がいっぱい来たことも理解しているけれど、それでもコメント欄での話合いはわたしの言っていることとあまりに噛み合わなかった。わたしは「いまの段階では判断は下せない」というふうに言ったつもりだったのだけど、判断の保留と受け取ってもらえなかったのではないかと感じた。しかもコメントは、「あなたには早すぎる」などわたしの若さ(ウフッ)についての言及など、まあ言ってみればレベルが低く役に立たないものがいくつかあった(その後一読に値するコメントがついたが)。
そのような状況で、上記の文章を発表するのがこの場所であることが本当に相応しいのか考えなくてはならない時が来ている。
だけどリアルで発表する気力はもっとないのだ。
軽いもの(買った本の報告)などをする価値のある場だとは思うのだが……


わたしは悩み癖があって、amazonを頼む時もプライムに登録するかしないかで迷って注文が2日間くらい遅れたりする。その癖へんなこだわりがあって、書類を綴じるファイルは伊東屋にいかなくちゃ売っていないものを使っていて、異常に効率が悪い(最初に買う時も悩んだ。伊東屋の中でどれにするか、そして地元で買えないものにして本当にいいのかどうか)。
しばらく悩みます。


にしても、雪は降っているのかいないのか。暗くて見えない。