引き続きアダルトチルドレン

のお話をしていきたいと思います。苦手な人は逃げて!!
荷宮和子さんの著書で知りびっくりしたのが、エヴァンゲリオン庵野監督が「テーマはアダルトチルドレン」と語っていたということです。私は当時13〜14歳だったのでアダルトチルドレンは自認はおろか言葉すら知りませんでした…。確かにシンジ君もアスカも家庭機能不全でした。ACって実はメジャー!?
これを荷宮さんに語らせれば「女性キャラの書かれ方がみじめ」と、当然なるわけですが(本当にウンザリですね)、確かにミサトさんやリツコさんはシンジ君に期待し、叱り付ける役割にいます。でも彼の最大の敵(荷宮語)はやっぱり父ゲンドウでしょう。彼の所為でシンジ君は否定的な自己自認を持つし、性的な部分を押し込めようとしているんだと感じました。それと、彼を一応立ちなおさせる役割にいた加持さんは死にましたし、彼を理解したカヲル君も死にました。それに対して、ミサトさんなんか、最後にシンジ君にキスしたりするでしょう、あれなんかは、母性=綾波=ユイとはまた違った愛の形ですから、彼の回復にとても効果があった筈です(何だか映画の内容がかなり怪しいのですが…違っていたらすみません)。
最後にはアスカに気持ち悪いって言われて終わるとゆーのも、今考えてみると確信犯(意味違うけど)だなぁと。っていうのもACは他人からの否定を受けることでなるもので、でもアスカの「気持ち悪い」にはシンジとアスカを肯定する意味があると思ったんです。実際二人は残ったわけですしね。うーん、新しい視点を持つと、面白いことがあるものです。
あぁ、ちなみに荷宮さん、少女漫画で「男性」がどう描かれてるか考えてから男性メディアが作り出す女性像に文句言ってくださいね(本当に何でこの人が本を出せるのだろう?と思います)。