ああ狂ってる 漸く見つけた『魔人探偵脳噛ネウロ』1〜2 松井優征
- 作者: 松井優征
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そもそもまじんたんていのうがみねうろという字面が普通ではない雰囲気醸し出しまくり!いざ読んでみると、何故表紙が逆さまなんだ?という疑問などすっぽかして意味不明すぎる殺人描写、ネウロの行動、コマ構成のオンパレード。噂では「5角形とか6角形のコマがある」と聞いていたのだけど、それどころじゃなかった。
12角形のコマがある(笑) 2巻p.55な。
コマのカタチだけでいうと、3,4,5,6,8,12角形までは確認。8と12は向かい合う3コマで、真ん中に稲妻みたいなギザギザがあると思って頂ければいいです。しかしそのギザギザがなんかふくらみを持っていて異様なの。怖いよー(笑)。
んで、内容なんだけど、はっきりいって絵は下手(って、私は絵なんて下手でも全然OKなんだけど、と補足)。この下手さは川口まどか@死と彼女とぼく、とか、遠藤淑子@ヘヴンクラスでかなり貴重。松井さんを見てると空知英秋が神に見える(てか空知んたまは漫画は上手いんだけどバトルがてんで描けないんだよね)。だけどこの人が、時々、下手とか上手いを超えて、ギョッとさせるような絵を書くんだな。それが人が死ぬ時と犯人が発覚する時とネウロが魔人になるとき。それ以外は極度に手を抜いているんじゃないかと思うくらい筆圧が違うんだもん。そんな感じでとりあえず何故こんなにネタとして愛されているかはわかった。続刊は機会があったら読みたいな。
ネウロになら足蹴にされてナメクジって呼ばれたいと思った二冊。