新生別マコミックス第一弾なんだよね 『君に届け』
- 作者: 椎名軽穂
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/05/25
- メディア: コミック
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そう、別冊マーガレットの代名詞でもある金色のオビが消えてしまったのです!
ただ、既存作品の新刊にはまだ適用されている模様。なんでこんな事態になっているのかサッパリですが、これから少女漫画は表紙戦争期に入っていくのだということはバシバシ感じました。そういえばりぼんからも枠が消えてますよね?オビはあるけど枠がないカンジ?
まぁいいか。メンドクセ。
今少女漫画で優良雑誌は?と聞かれたら別冊マーガレットと花とゆめを挙げるんですけど(クッキーとデザートはお好きな方をどうぞ)、別マは看板であるラブ☆コンがあんまり面白くなくなってきていて、いくえみはクッキーやらジッパーやらに借り出されていて、さーどうなる?というところで出てきた椎名軽穂の連載がいい感じです。何が素晴らしいって、こういう地味な黒髪ストレート美女と人気者のオトコノコの話を今やろうと思ったら、
- S社
爽子も風早君も、実はお互いのことを想っていた! 好きなハズなのにすれ違いまくる2人。しかしついに女の子が告白。そして我慢できなくなった風早君は、本当はいい人なんかじゃな(以下自粛
- K社
爽子の良さに気づいてもらうために文化祭でファッションショーを企画するイケメンズ(風早4人に分身)。しかし爽子は自分の部屋でキャラ研究をしていていつまでたっても出てこない……さらにイケメンズを横取りされたと恨む女が服をハサミで切(以下略
- H社
爽子は自分でも気づいていないだけで本当に怨霊体質だった! それを何故か抑えることができる風早君。次第にふたりは結びつきを深めるが、そこに江戸時代から眠る悪(以下略
……普通に少女漫画できる集英社って素晴らしいですネ! 本気で……
まぁねなんかどっかで見たことがあるような話なんですけど、爽子の他人の評価を気にするサジ加減とか、なかなかいい感じで(それを絶対とはしていないけども緩やかに誤解を解こうとする姿勢)、ああいいなぁ私はS社のアレにこうなって欲しかったんだよ!とか色々想うのでした。そして風早君はこの作品最大の謎です。ナニカンガエテンデショ。
別マ本誌での触れ込みが「新乙女チック」だったけど、今の高校生その単語知らないと思った1冊。でも今の本誌の展開は、ちょっとありきたりすぎるかな。