2006-01-01から1年間の記事一覧

一威の寂し笑いをモリエ笑顔と名付けたい−モリエサトシ『猫の街の子』レビュー

私の好きなモリエサトシ!を書いて以来案の定Google先生も御贔屓にしてくださっています(5番目)。はてなだからか、何故かけっこう検索上位に表示されるんですよね。モリエさんの記事に関してはそれを睨んで書きました。 さて、大きさも変わって月間になっ…

超タクシン派のタイの友人の見解

タイと日本の遠距離で、一年来に渡って友情を築いている友人がいる。夏には日本に来たし、メッセンジャーでしょっちゅう会話している。その彼は、こんかいのクーデターに否定的なばかりか、タクシンの熱烈な支持者でもある。海外の政治事情なんて、アメリカ…

上野千鶴子氏による「少年愛」の読解(3) 少年はフェミニズムのために生まれたのではない

さて、最終日、いよいよ本題でございます。昨日分では上野氏のジェンダー用語の不安定性を指摘しつつも、その内容そのものは全否定しないという態度をとりましたが、今日は少し手厳しくいきたいと思います。 少女漫画における少年愛の読解が足りず、少年愛作…

上野千鶴子氏による「少年愛」の読解(2) なぜ、よりにもよって“ジェンダーレス”と名付けられたのか?

タイの件でバタバタしており遅れました。すみません。本日は昨日の日記の続きである、上野千鶴子氏による少女漫画の少年愛読解の文章「ジェンダーレス・ワールドの〈愛〉の実験」を読み解きます。 性別やセクシュアリティに関する用語の定義があまりに曖昧であ…

上野千鶴子氏による「少年愛」読解を批評する(1):ミソジナスな「少年愛」を彼女が礼賛する理由

これは、ひどいです。といっても、私は不勉強なので、もしこの文章に対しての反証がすでに成されいるなら教えて欲しいと思います。もし成されていないのだとしたら、その状況も相当に酷いのですが、同時に「これぞ少女漫画評論界!」って感じでもあります(…

一言で言えば「世界観がよくわかりますぇん」 BLEACH全部読んだ

更木剣八さんが好きなので13巻を。アイシみたいに全部並べないのは愛が足りないから。あと、私は銀髪の少年が大好きなので日番谷冬獅郎さんに普通に萌えていたら、人気者だと知って自分の平凡さにちょっと絶望した。ええええ、陸もメロもキルアも大好きです…

ジャンプ系どばっと。

いま、かーなーりーレビュー意欲が落ちているので購入記録。次のジャンプでようやく許斐先生『テニスの王子様』が復活されるというので漸くテニプリ分が補給できそうです。太臓離れもできるかも……! したいようなしたくないような。銀魂-ぎんたま- 14 (ジャ…

セレブの夢を全部詰め込んだらこうなったファーギー姐のアルバム

プリンセス・ファーギー:THE DUTCHESS(初回限定特別価格)アーティスト: ファーギー FROM ブラック・アイド・ピーズ,ブラック・アイド・ピーズ,ステイシー・ファーガソン,ステファニー・リデル,ロブ・ボールト,エルビス・ウィリアムス,クリストファー・ブリッ…

リニューアルした有楽町西武いったよ

既存カウンターも綺麗になってた(ファッション館の方のね)。ファッション館に残ったのは、資生堂、クリニーク、クリスチャン・ディオール、IPSAだったと思う。逆に、ビューティー館に移動になったのが、アユーラやestやRMK。ボビィやNARSやジル・スチュワ…

これについて語らずにはいられない 帰ってきたにざかな『4ジゲン』

4ジゲン 1 (花とゆめCOMICS)作者: にざかな出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2006/09/05メディア: コミック購入: 4人 クリック: 67回この商品を含むブログ (104件) を見る死ねばいいのに。 みたいなノリです相変わらず。いやー、言い間違い、聞き間違い、勘違…

花とゆめ19号

せっかくなんで花ゆめの感想も。 スキップ・ビート! google先生でつるがれんとかふわしょーとか検索するとやたら上位に来ます。勘弁して下さい。私が本当に好きなのは最上キョーコですよキョーコ! 後ろを向く男パート2。「何!!俺この子の中じゃそんなイメ…

白泉系ドバッ!と。 −赤面して後ろを向く男どもの代表格に須王環さんを推薦したい

9月5日(って、もう大分前よねぇ)に読んだ漫画の中で、3人ものキャラクターが、主人公が可愛すぎるとかいう理由で後ろを向いていたので「白泉だなぁ」と思う。これについては、多分明後日くらいからちょぼちょぼ書くつもり。だから今日の日記は伏線です(伏…

『シートン 旅するナチュラリスト』 「シートン」が「ナチュラリスト」なノスタルジーへの違和感

読んだ。読んだよ読んだ。自慢なんだけど、私こどものころシートン動物記とファーブル昆虫記は全部読んだんだよね。伝記ものは好きで結構読んでいて、たぶん小5くらいで全部読んだと思う。だから、大人になってからのシートンとの再会に、ちょっと戸惑い気…

YouTube記法が使えるようになったので

ちょっと前に書いた、So You Think You Can Dance(アメリカのオーディション型ダンス番組)の分を書き直しました。まだ見てない人は見てみてね! Ivanのソロだけ見れないけど、他はまだまだ見れるよ! 空いたので埋め。 「バックダンサーズ」のオープニング…

近況

クロコダイル・ハンターさんがお亡くなりになって英語サイトさんに大きなショックを与えています。皆さんR.I.P.と仰っているのですが最初なんだか分からなくって、調べたらR.I.P. stands for Rest In Place、だそうです。そのほかトム・クルーズの娘・スリち…

アイシールド21 アイシールド意味ねェェェ! けど面白いほんと面白い

ほんと羨ましいぜ少年漫画界! 読んだよ読んだ。20冊。もっさり読んだ。10日間かけて1日2冊でサクサク読んだ! その10日間どれだけ私が幸せだったか。いいなぁ少年漫画。 べ、べつにアフィリしてるわけじゃないんだからね! ただなんかこうもっさり感と達成…

「暗くてよく見えん」少女漫画評論と「ジェンダーレス・ワールド」の話

◆山口論文に私が同調した本当の理由は少女漫画評論が抱えるジェンフリ同様の問題にある さて、『バックラッシュ!』山口論文を読んでいて、「ああ、やっぱりなあ。ジェンダーフリーって、よくわからない成立をした、よくわからない概念なんだなあ」と思って…

ところで発熱がもう一週間続いているんですが。

ずーっと37.5くらいで、今日やっとこさ37.1になりますた。呪い?

『バックラッシュ!』 やっぱりジェンダー・フリーという言葉は使いたくない(イミフだから

バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?作者: 上野千鶴子,宮台真司,斎藤環,小谷真理出版社/メーカー: 双風舎発売日: 2006/06/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 323回この商品を含むブログ (131件) を見るなんとも評価の…

お知らせ:いきなり復活中です。

急に暇になったので持ちネタが尽きるまで頑張って更新してみます(8月20日〜復活中)。 消化済ネタ:So you think you can dance、川原泉、Movin' Out、レバノン、ジェリー、モリエサトシ、ネウロ最新刊 未消化ネタ:トキメン、花の名前、S・A、アイシール…

むごにき三周年だそうです

無言の日記は開設3年を迎えました!おめでとう!ありがとう! 本当は色々と書きたいことなどもあるのですが、まだ発熱中なのです。予定ではネタの殆どが消化済のはずなのになあ。今日は私の手帳の最初に書いてあるひとことの引用で済ませたいと思います。 E…

発熱のためお休みしておりました。すみません。

出来るだけ毎日更新していたかったのですが……いまでも大絶賛発熱中です。モニター見ていると頭痛い……。 ところで、だーいぶ前に拍手を通じて『アンダー・ザ・ローズ』を勧めてくださった方、本当にありがとうございます。あなたは私の神です。

祝・7カァン! それでも『魔人探偵脳噛ネウロ』のライバルが怪盗Xでなければならない理由

※偶然朝目新聞さんが特集を組んでくださっていたのでご紹介。 http://asame4.web.infoseek.co.jp/neuovaf.html それで、今回の犯人も脳噛ネウロだったわけですが。魔人探偵脳噛ネウロ 7 (ジャンプコミックス)作者: 松井優征出版社/メーカー: 集英社発売日: 2…

私の好きなモリエサトシ!

9月26日に京極夏彦の新作『邪魅の雫』が発売されると発表され、また私がしょっちゅう人に薦めている漫画『7Seeds』も発売されるのですが、そんな強力なライバルを差し置いて私はひとつの短編を最も楽しみにしています。モリエサトシ『猫の街の子』です。今年…

近況

日付が開いてしまったので、そのぶん何か書いてみる隊。 日記(ブログという言葉はブロガーとかいう枠が付き纏いそうで嫌)を書くという行為の大変さを久々に味わい中。具体的には、ネタはあっても時間は限られており、時間があったとしても質が伴うとは限ら…

Dearフランキー Love your own brown bread world!

Dear フランキー [DVD]出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ発売日: 2006/01/27メディア: DVD クリック: 2回この商品を含むブログ (17件) を見る そんなジェリーが好き。以上。 ジェラルド・バトラーは良い役者だし、この映画がImdbで高い評価を受けて…

『レナード現象には理由がある』 どう見ても「読者に判断を委ねている」というより、作者の認識に問題があるようなアレ

レナード現象には理由がある (ジェッツコミックス)作者: 川原泉出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2006/06/29メディア: コミック購入: 5人 クリック: 138回この商品を含むブログ (240件) を見る何だかなあ……、結局お金を払って買ってしまった。 酷さは他所でも…

今更ながら読んだ川原泉『真面目な人には裏がある』は本当にひどい

漫画関係のブックマークは、時間の許す限り目を通させていただいてるのですが、その中でもはてな界隈を中心に最近最も盛り上がったものは「川原泉のホモフォビア*1」でした。もっと明るい話題で盛り上がれればいいのに、なんだか寂しい話ですね……。とりあえ…

ビリー・ジョエルのミュージカル、Movin' Outを見ました

なんか長いからウルトラCでまとめてみた 『オネスティ』は親しみがある分あつかいやすいし 素人から玄人まで幅広く知られているビリージョエルの基本楽曲 対して『グッドナイト・サイゴン〜英雄たちの鎮魂歌』はぱっと聞きなんかは他の曲とほとんど変わらね…

情報収集の方法がわからないという悩み

えー、これからが本題だったのですが(小声)。なんかどうでもよくなってきました。 まあ個人がリテラシーを高めること自体には全く反対していないのですよ。ただ私自身は、そこまで興味ないですけど。私はわたしの偏向と合致するメディアを比較的多く採り続…